ポニョをやっと
ポニョ、観ました。
噂に違わぬ混迷っぷり。なんだこりゃ。
まあいいんだけどさ。

もう観る人は大体観たと思うので、多少ネタバレ。
(あまりいいこと書いてないので、読まないという選択肢もオススメです)
とりあえずほめるところを。

動きはさすが。こどもののんびり動きも、波のめまぐるしい動きも
2Dアニメーションの奥行きを感じる素晴らしい出来だと思います。
あと、エンドロールの素敵な短さ。
このへんは宮崎監督のやりたかったことそのものでしょう。

で、がっかりしたところ。
日本映画で言う子供向けって、たまごっちとかがもうやってるじゃない。
ポケモンとかも、わかりやすーく子供向けじゃない。
でもね、

ジブリでやるなら子供向けと言ってもラピュタぐらいでいいと思うの。
「子供達の真摯な濁りない一途な想い」って言うけど、あの一途さは永遠じゃないんだぜえ。
幼稚園児なんて、残酷なくらい移り気ですぜ。
お母さんのことが好きなのも、「今」好きなだけで、未来までずっと好きでいようなんて
考えて行動してるわけじゃないもんな。本能っていうかさ。

恋愛ものにする意味あんのか?なんかもう宗介がかわいそうで。

「まだ五歳」ってフジモトも言っている通りでしょう。
気持ちが揺れちゃ駄目かよう。これから思春期なのに無茶言うなよう。

覚悟をするってことをまだ知らないうちに、
1人の人間の生殺与奪権を与えられなんて残酷だよなー。
しかもその決断は理性じゃなくて感情にオートマチック連動なんだよ。
悩むことすら許されないなんて。
なんかぜんぜん「めでたしめでたし」って気分になりませんでした。

 あとさ、私が年齢にこだわるのは、(人魚姫をモチーフとしているならば)
 オンナノコにはお姫様願望というのがあって、それに対する王子様がいるわけで、
 けして変身してまで「五歳の女の子」になりたいわけじゃないと思うのです。

なー。せめて10代でやってほしかった。
「あらあらほほえましいわね」って周りの大人が思えるレベルを
はるかに超えてるよな。
おとぎばなしだからいいんだとか、言わないで欲しい。
それは逃げの言葉じゃないだろう。「トトロ」につっこむ気は起きないけど、
「ポニョ」にはつっこみたくなるこの違いを、不思議がいっぱいとかでごまかすなー。


こどもとして、動きや言動はとてもかわいらしかったけどね。
左右にぶれる歩き方とか、「今忙しいから後でね」のセリフとか。
でもそれって、子供が観て楽しいものかな。

較べるべきではないかもしれんケド、「モンスタース・インク」なんて
サラリーマンな大人の悲哀に満ちつつ、子供が楽しんで観れる映画だと思うんです。
そしてテーマはオーソドックス。一見ハッピーエンド、でも未来は違うかも知れない、
でもいいじゃない、今はとても大事な幸せの瞬間なのだから・・・
すべてのシナリオが理解できてなくても、そういう空気を感じることが
幼い子にもできるものでは?


なんつーか、結局ね、映画一本観て
「あーおもしろかった」
って言わせられないアニメはダメアニメなんだと思うんだよ、つまりは。
【2008/09/22 00:59】 | れびゅーん | トラックバック(0) | コメント(0)
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別名 むしこ

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