老ヴォールの惑星
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小川一水「老ヴォールの惑星」

短編集です。
「漂った男」がかっこいいお話です!
なにしろ状況がすごい。
水の惑星にただひとり、漂流し続ける元パイロット・タテルマ。
陸地のないその星は、出身地アーソンと大気の構成が似ていて
ヘルメットをはずすことはできたが、
口にできるのはその水のみという「他に何もない」星。
ただ通信機だけが「人間社会」とつながる手段という設定がずば抜けてます。
生きること、考えること、思うこと・・・
あくまで視点をタテルマ少尉の一人称に絞ることによって
描き出される世界がより想像力をかき立てられます。
ラストもすがすがしくて、満足。

「老ヴォールの惑星」もSFって感じです。
地球外生命体を書くというのは、書き手も受け手も頭使うなー。
一番短いのにしんみりしました。

地球外生命体の描写では、EEスミスのレンズマン(初期)が好きだな。
「レンズの子ら」あたりから違ってくるけど。(アリシア人め・・・)
あとはティプトリーの「愛はさだめ、さだめは死」。
短編集のひとつに、とある生き物の生殖活動についてやたらじっくり書いてあって、
エロいんだかエロくないんだか首をひねりながら読んだのが印象的です。
【2009/06/07 21:52】 | れびゅーん | トラックバック(0) | コメント(0)
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