フリーター、家を買う。
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有川浩「フリーター、家を買う。」

ハードカバーでも迷わず買う、そんな作家有川浩。
またもやってくれました。
オビのアオリ、タイトル、どこから見てもスチャラカでない雰囲気。
案の定、ド暗いスタート。

もうね、泣きましたよ、36ページの姉・亜矢子の言葉。
弟と父親のあまりの不甲斐なさに
「こんなお母さんを見るくらいなら産まれなくたってよかったわよ!」と。
これはひどい。かなりひどい。
この家族の再生は、はたして成るのか。

主人公・誠治の奮闘がすばらしいです。
もちろん途中でくじけたり、怠けたりしてます。ひとだもの。休憩したいもの。
でもその一息が、思わぬ事故を喚んでしまうので、
またがんばります。

がんばったら、それなりに、むくわれたり、するんだ。

お父さんもね、ダメなんだけど、それなりに、がんばってみたりする。
息子も歩み寄る。
行きつ戻りつ、ゆるやかに、おそるおそる。

間に合った、と。
本人達がそう思える日が来るのは「いつか」かもしれないけど、当てのない「いつか」では
ないのだと、「after hours」を読了したのでした。


まあ正直この話だったら、恋愛要素なくてもかまわなかったけど、
真奈美がでてきたのはごほうびかな。
メインの話に対してこっちの二人の書き込みが少ないので、
真奈美と誠治の心境変化にちょっと唐突感があるんだよね。

その違和感以外はステキなお話でした。
やるなあ有川浩。なんつーか、私のドストライクなんだよなー。


そして先月の新刊もついでに。
syokubutsu.jpg
「植物図鑑」

ズガンと恋愛です。
一から十まで恋愛です。甘い甘い。
「阪急電車」の後書きで、作者が野草を手軽に食べる暮らしが書かれていたので
んー実体験をうまく取り入れてるなーと感心しながら読みました。
しかしあまりの恋愛っぷりに少々引き気味な私。
10章の辛さも予定調和が待ってるだけに、さやかの落ち込みには感情移入せず。
よーしハッピーエンドー!と満足して終われました。

んが。

カーテンコール「ゴゴサンジ」でのふとした瞬間の落とし穴に嵌るさやかには
ぞっとしました。
・・・やべえ、それわかる。
や、私はメールやら電話やらしませんが。
この穴を掘ったイツキには、責任持って、さやかの強迫観念がとれるまで
つきあってほしいですね。
【2009/08/28 22:16】 | れびゅーん | トラックバック(0) | コメント(0)
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別名 むしこ

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