強救戦艦メデューシン
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小川一水「強救戦艦メデューシン」全2巻

面白かったです!

戦場を駆け回る看護婦たち。
兵士を救うことは死者を増やすことにならないか?
その兵士もまた二度目三度目の死を迎えるだけじゃないのか?

時に戦争を呪い無力に嘆き傷ついて逃げ出しても、肩に手を置く同じ思いを抱く仲間がいて、
命を見つめて進むことだけが自分たちを信じる糧となることを通じあえる。
家族の葛藤、友情の痛み、敵と味方であること、文明観の違い、
ひととひとのあいだにある、憎悪、そして思慕。

非武装という言葉の裏の戦略すらも、飲み込んで粛々と戦場をゆく。
彼女たちのその先には、どんな光が差しているのか。

巨大戦艦に女の子の群れ。
よくある男性向けステキ設定じゃないですか。
なのにそれを感じさせないキャラクター造り。
ライトノベル時代じゃないだけのことはあるなー朝日ソノラマ文庫。

書き込みが深いわけじゃないけれど、詰め込まれた話のひとつひとつが
しっかりしたイメージを作り上げるので、
上っ面を滑っていく感じにはなってないです。
戦争に勝つということ、そして負けるということも、
悲壮さは抑え気味でもきちんと描かれてます。

上巻の2章もいいけど、
下巻の少年ヘリオから見た5人の看護婦とのかかわりもいい書かれ方ですし、
なぜ「特配課」と「千マイル急行」がソノラマノベルズで出直してるのに
「メデューシン」が再版されないんでしょう。
描写に間違いがあるから(医療関係者談)かなあ・・・手直しがタイヘンなのか?
【2009/10/04 21:29】 | れびゅーん | トラックバック(0) | コメント(0)
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